機械メンテナンス&コンサルティング(業務改善課)

業務改善課の仕事とは?

広義での社内PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)兼SE(システムエンジニア)です。
PMOの主な役割は以下の通りです。
① マネジメント方式の標準化
② プロジェクト間のリソースやコストの各種調整
③ プロジェクト環境の整備
④ マネジメントに関する研修などの人材開発
⑤ その他付随するプロジェクト関連管理業務
簡潔に言うならば、組織内における個々のプロジェクトを円滑に進める役割ですね。

SEの主な役割は以下の通りです。

  • 業務プロセスの分析、改善

  • 業務システム・機械の構築(改修)
    運用・保守

  • パッケージ製品の適用の検討

簡潔に言うならば、改善課題の抽出(→これがプロジェクトになる)から、課題解決に至るまでの全工程を負う役割ですね。
どの企業でもあるかと思いますが、経営者層の考え方と現場の思いが完全一致することは非常に少なく、両者間にギャップがあるものです。
そのギャップを可能な限り、狭小させる仕事が業務改善だと思います。
それでは具体的事例を挙げて、見てみましょう。

例① ;設備更新

このような流れから、予算・納期・機械仕様etcの要件定義をし、業務プロセス全体の基本的な設計を作ります。
この基本設計を元に、詳細設計へ移行し、物品調達や製作をし、納品・テスト・運用/保守へと次々と仕事が流れていきます。

今回のプロジェクトでは設備更新に伴い、大幅なレイアウト変更工事を同時に行うこととなりました。
大きなプロジェクトになればなるほど、様々な方々に御協力を頂かなければ、成し遂げられません。
ここではSEとしてレイアウト設計、現場作業員からの要望聞き取りetc、PMOの仕事として業者の方へ作業依頼・現場との工事日程調整etcを行います。

例えば普段は産業機械装置の設計・製作をされている業者の方に協力頂き、既存装置の移設を行いました。

続いて、排水管埋設工事→

パネル撤去工事→

塗装工事を行いました。

次に新規設備の設置・接続工事です。
機械は注文しただけでは作動させることは出来ません。
それぞれ機械に適した動力源を用意する必要があります。
今回は電気が動力源ですので、地元の工務店さんに配線工事を、その他製造に必要な給水・蒸気配管工事をお願いしました。

これでようやくテスト運用がスタート出来る状態となり、最終調整後、現場へ引き渡せました。

例②契約の見直し

事業に供する契約は様々あり、2016年4月からはじまった「電力小売り全面自由化(電力自由化)」などを皮切りに、リース料、水道光熱費、通信費etc経費の見直しはますます重要度が高まっています。

簡便に言うならば「不必要経費の削減=増収益」となり、新規事業や事業拡大の運転資金や従業員への還元などが出来るようになります。
職場環境の快適さ失う削減は逆効果と成り得ますので、現場の声を大切にしています。

過去に見直した案件

  1. エネルギーコスト→見直し後、年間約190万円削減。(使用量増減含まず)
  2. オフィスコスト→複合機リースの見直し後、年間約70万円削減。資源回収先の見直し後、年間約10万円増益。
    通信契約の見直し後、年間約8万円削減。
  3. 調達コスト→調達先見直し後、年間約15万円削減。

例3 ;新ライン増設

第1回目。
洗浄機等全ての設備を新規導入。

第2回目。
取回し改善のために、配置変更。

現況。
製函レーンを図上に設置。

以上のように、何度もレイアウト変更が必要となったときに、現場に近いエンジニアだからこそ、出来る事があると思っています。

その他の事業紹介

試験用に栽培ベッド設置

植物育成用LEDモジュールを設置

気象箱1号

気象箱2号

遠隔地から気温・降雨量等が分かるように、通信モジュールも搭載。

施設内照明の全LED化工事。日中は生産があるため、夜間22:00~翌6:00での工事がメインでした。

その他に、機械メンテナンスや社内サーバーの維持管理・更新、社内業務システムの改修など、多岐に渡ってエンジニアリング以外の仕事と思うものも行います。

各事業はこちらから